大根の寒干し

2019.02.08 Friday

0

    この冬は晴天続き、そのうえ関東平野を渡ってきたからっ風のおかげで洗濯物が早く乾くし、ありがたいお天気でした。

     

    そんな日がずっと続き、市場に出回らない中太大根が手に入ったこともあって、年が明け寒中にかけて「凍み大根」をつくってみました。

     

    凍み大根は「寒干し大根」とも呼ばれ、東北地方で厳冬の2月頃に、雪のなかで甘くなった大根を掘り起こし、下茹でしてから紐でくくり軒下につるして作る干し大根です。

     

    夜間に凍り日中はとけるを繰り返し、30日から45日ほどかけてでカラカラに干し上げます。

     

    料理に使うときは1日かけて水で戻し、繊維が壊れた大根は味がしみやすく煮物に最適。

     

    東北の農家では凍み大根と身欠きニシンの煮物は古くから郷土料理として親しまれ、「田植え料理」には欠かせない一品だったそうです。

     

    ここ関東ではさすがに氷点下となる日は少ないので、本物の凍み大根とまではいきませんでしたが、けっこうカチカチになりました。

     

     

    いっぽう、カラカラの北風を利用して切り干し大根も作ってみました。

     

    こちらは朝干すとお昼頃にはシラスのように細くなり、3日ほどで完成です。

     

     

    北欧のようにゆっくり時間の流れる古団地で手間ヒマかかて保存食づくり。

     

    古団地北欧暮らしです。

     

     

     

    コメント
    コメントする