2012年10月フィンランド買い付けレポート - 10月14日(日)

2012.10.14 Sunday

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    トゥルクやヘルシンキ郊外での買い付けは、予想以上の成果を上げることができ無事終了。
    これも最強のアテンダーさんおかげです。
    ありがとうございました。

    そして、本日からは市内での自力買い付けです。



    レアなブツの取引に、アル人物との接触を試みることにしました。

    指定された場所はF埠頭の前。
    漆黒の海から、北風が瀝青(レキチャン)の匂いを運んでくる23時。
    ラジオでは、今夜から本格的な寒気が南下すると告げていた。

    アブナイ橋を渡ることになると覚悟はしてきたものの、時折不安が過ぎる・・・。




    頭の中はまるでハードボイルド小説。
    不安はやがて妄想へと発展して、昨夜はほとんど眠れませんでした。

    さあどうなることやら・・・。






    文句なしの快晴。
    何かいい取引ができそうな予感です。
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    指定された場所はハカニエミ・マーケット・ホール(HakaniemiKauppahalli)前。
    私が背負っている青いリュックサックが目印です。

    地下鉄で向います。
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    11時でも日曜日とあって人影もまばらです。
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    時間が早かったので、てんちょうは暖かい地下鉄の入り口の中で待機。
    とりあえず、私だけ広場の真ん中で人を待ちます。
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    強面の人物が近づいて来ましたが、そのまま通りす過ぎていきました。
    時計の針は11時。
    約束の時間です。
    まあ、日本人のように、時間前に来ることは期待していなかったですが、だんだん不安になってきます。

    ふと気がつくと、てんちょうの姿が見当たりません。
    拉致されたか・・。

    「日本人女性消息を絶つ」

    まあ、これも運命。
    いたしかたありません。


    しばらくボーっとしていたら、マーケットの入り口から声が。
    知らない間にてんちょうとフィンランド人男性2人。
    私のほうを見てニヤニヤしてます。

    どうやら、律儀にもマーケットの入り口の真ん前で待っていたようです。

    予想に反して、とっても優しそうなフィンランド人でした。

    高級車で彼らの事務所に向います。

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    てんちょうの機関銃英語が炸裂し、車内はあっという間に和やかな雰囲気に。
    彼らも英語が話せるのでありがたいです。

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    さて、時間となりましたので、続きは後ほど・・。
    本日は、marimekko ファクトリーへ行きます。
    意外にも、私たちファースト・タイムなんです。

    なので、昨夜てんちょうは1時間ごとに目を覚ましてしまったようで少々寝不足気味。
    私も今朝は遠足へ行く気分で子供のように興奮してます。

    もう、朝からアドレナリン全開!!。

    9時になったらアクセルべた踏み。
    白煙を舞い上げ発進です!!




    ただいまー!
    marimekko ファクトリーから帰ってきました。
    そちらのレポートは翌日分に後ほど書かせていただきます。

    それでは続きを・・。

    事務所に到着。
    おそらく、戦中か戦前に建てられた建物のようです。
    手すりやステップそして窓、その全てから北欧デザインが漂ってきます。

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    先ずはコーヒーをいただいて雑談。
    そして、息を飲むような超レアなコレクションを見せていただきます。

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    もう、息苦しいくらいヒートアップしてしまって、てんちょうしばし休憩。

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    約4時間に渡る取引(!?)は無事終了。
    コレクターさんのご好意で何点か譲っていただき、バナナ箱に詰めてお持ち帰り!

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    ありがとうございました。